バードウォッチングの準備する


野鳥観察には双眼鏡
双眼鏡写真

 野鳥観察を始めるときに必要になるのは双眼鏡です。価格も手頃なものから5〜7万円程度のもの上級機種は数十万もしますが、ご自身の予算に合ったものを準備ください
 双眼鏡には「8-30」とか「10-42」とメーカーサイズが書かれています。最初の「8=8倍」「10=10倍」を表し、広く鳥を見つけるには8倍が探しやすく、10倍では大きく見えますが探しにくくなります。また「-30」は口径30㎜で「-42」は口径42㎜を表します、口径の大きさによって覗いた時の明るさが変わり大きい方がより明るく見えます。
 当然口径の大きな(50㎜以上)ものは重たくなり観察中に疲れてしまいますので、ご自身の体格に合ったものを選ぶことも大切です、一般には42㎜が多く使われています。説明書をよく読んで楽しく観察しましょう。


望遠鏡もあります

 望遠鏡(スコープと呼びます)は双眼鏡よりはるかに性能が良く、30倍〜60倍がありかなり大きく見えて観察には役立つ機材ですが、価格が十万以上になり三脚も必要になりますから高額の支出になります、持ち運びにも注意が必要です。
 スコープは遠くのものが目の前に見えることは間違いありません。

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図鑑を用意しよう

 野鳥の観察に行くと見たことのない鳥を目にしたり、聞いたことのない鳴き声を耳にしたりと、いろんな出会いを経験する事ができます。でも今の鳥は何だろう?と自分の知識の範囲ではわからない事がよくあります。
 そんな時に頼りになるのが「野鳥図鑑」です。

野鳥図鑑写真

 日本国内で確認できる鳥は640種以上になり、普段観察できる鳥も多くなってきています。姿形はあの鳥のようだけど嘴の色が違うとか体の斑点が違うとか色々と迷う事があります。そんな時に手助けしてくれるのが「野鳥図鑑」です。

 水辺の鳥・野山の鳥と別れた図鑑もありますし、イラストや写真で詳しく説明されたものもあります。観察されている皆さんが居る場所や季節による判断のお役立てとして「図鑑」は準備しておきましょう。


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メモしましょう
イラスト

 野鳥観察で記録を取ることは大変重要なことです。小さなノートと筆記用具は出かける時の必需品として用意しましょう。観察するフィールドは季節によって見つける鳥や行動の変化など、色な状況の変化を見る事ができます。
 鳥も毎日の生活の中で学び季節ごとに必要な活動をしています、その情報をまとめていくと鳥の行動で「今の仕草は?」・・・・何何だ!と経験による季節の行動を照らし合わせて判断できるようになります。記録・経験は野鳥観察に大きく役立つのは間違いありません。


服装は?
イラスト

 野鳥観察は野外での活動です。
 気候の良い季節だけでなく、夏は暑さ・害虫との接触など危険な場所もたくさんありまし、喉の渇きや栄養補給などしっかりとした準備が必要になります。暑くても野山へ出かける時は皮膚を露出しない服装(長袖の上着、長ズボン、靴)を心がけましょう。
 冬は寒さの中での観察、寒さはもちろん風の強い日も多くあります。防寒対策、特に手袋は暖かなものを準備しましょう。
 野鳥観察は荷物もたくさんになります、季節に関わらずリュックやバックパックを利用することをお勧めします。