かごしま県支部

 日本野鳥の会・かごしま県支部は、野鳥が好き・自然が好きの鹿児島県内の方々が集まった、自然を楽しもうという会です。現在、鹿児島県内に約300名が入会し、イベント(探鳥会)や写真展などの活動を行っています。日本野鳥の会・かごしま県支部の活動は、会費を主な資金として、探鳥会や調査・保護活動などを、会員のボランティアによってその活動が行われています。
 特に志布志湾でのコアジサシ営巣保護繁殖活動の他にも教育普及活動・年間を通した野鳥種別調査・イベント実施・繁殖調査・風力発電の野鳥への影響調査など多岐に亘り活動・意見提出をおこなっております。自然環境の維持を目的とした活動及び啓蒙に努めております。
 日本野鳥の会・かごしま県支部は、環境保護団体であり「かごしま環境未来館」との連携やボランティア活動団体としても登録され、自然環境及び環境保護ボランティア活動に参加しております。


支部報『るりかけす』紹介

 日本野鳥の会・かごしま県支部では、会員の皆様に会報「るりかけす」(支部報)を発行しております。年間通しての野鳥の出現・観察状況や会員による「私のフィールドノート」、また日本野鳥の会・かごしま県支部の企画・計画情報を皆様にお知らせしております。
 その中でも探鳥会報告では、当日(各地区の探鳥会)で観察できた野鳥の種類・確認数を記載し、過去の同月・同会場の比較をすることができるようになっております。「るりかけす」のイベント(探鳥会)報告を数年に渡り確認・調査することで、気候の変化や環境の変遷もご自身なりに考える材料にもなりますし、大きな意味での環境保護の指標になる調査結果としての基本資料になり、今後も充実を図ってまいります。
 多くの方々に日本野鳥の会・かごしま県支部にご入会いただき、支部報「るりかけす」の情報をお役だけいただければと願っております。


かごしま県支部の歴史

 鹿児島は1973年に「日本野鳥の会 鹿児島県支部」として、支部長:山根銀五郎氏、幹事:岩元時雄・越山正三・児玉政俊・朔元洋・島津久実・又野末春、柳原元、事務局:下池和善でスタートしました。最初の会員数は16名で全員が情報収集や記事作成を担当したようです。
 第1回探鳥会を同年11/25:出水市荒崎で開催し同時に会報「鹿児島の野鳥」を発行する。翌年1/13:藺牟田池で開催した。
 1979年には定例総会を開き、規約の公表・年間予定・会計報告があり、この頃より県支部の活動にも勢いをつけて会員数は68名(1979/8/1)になる。探鳥会や河川や干潟の鳥類調査も盛んになり多くのデータが集積されるようになった。

 1980年にはNHKラジオ放送が毎年10月にサシバの中継をしたりと多方面への活動も活発になり、1980年には九州内支部の九州ブロック大会(⬆︎写真)も佐多岬でサシバを中心の鹿児島県支部担当で開催された。
 1983年3月には「平川動物公園」との共同事業の探鳥会が始まり2023年3月で41回目、2008年10月にかごしま環境未来館がOpen!かごしま県支部は全面的に協力する体制を確認し、2013年12月には「かごしま環境未来館」との共同事業「石橋記念公園探鳥会」がスタートする。
 自然保護・教育普及・各種調査活動及び環境問題に関する意見書・要望書の鹿児島県への提出など多方面に活動をし、2019年6月には鹿児島県より「環境保全活動優秀団体」の表彰も受けた。
 現在では会員数も約300名超になり、今後も日本野鳥の会と共により良いサービスと自然環境保護に努めていきます。