バードウォッチングを楽しもう


楽しいですよバードウォッチングは

[参考:日本野鳥の会イメージ]

 日本野鳥の会・かごしま県支部では、鹿児島県内(離島は奄美本島のみ)で一年を通じで野鳥観察を目的とするイベント(探鳥会)を、約30回ほど開催しております。鹿児島県内各地で季節に観察できる野鳥をかごしま県支部会員と一般の参加者が一緒になり、楽しいイベントを行っております。
 野鳥と自然と人間のふれあいの場を通じて、楽しみながら自然に対する理解を深め合うイベントです。
 参加された方々の感想は、気さくに話ができて野鳥について詳しく説明してもらえ、親切な対応で楽しい時間をもらえた。また参加したい!と有難いお言葉をいただいでます。


「参加者の感想です」を見る


身近にいる鳥たちを観察してみよう!

[春のルート、秋は反対ルート]

 日本には四季があり、その季節ごとに楽しめる自然(木々や花)があります。それと同じように鳥たちも季節ごとに見ることのできる種類が変化しますし、また鳥の啼き声を確認する事で季節を感じるなど、色んな楽しみ方があります。
 もちろん鹿児島県はたくさんの鳥を楽しむことのできる、とても良い位置にあり数多くの野鳥の観察に適した場所なんです。
 南西諸島から鹿児島県本土までは、島々(特にトカラ列島)が点在し、鳥たちが食事をしたり休息したりと時間をかけて渡ってくるのには、とても良い条件が連なっています。
 そんな鹿児島に暮らしている皆様も、身近な鳥の他に日常では見ることのない鳥たちとの出会いを求めて、癒しの時間を作ってみませんか。
 鹿児島県内で観察でき楽しめる野鳥情報を見るには、メニュー「季節を楽しむ」の『春の渡りの鳥』『夏鳥の到来』『秋の渡りの鳥』『冬鳥を見よう』でお楽しみください。


野鳥のことを知ろう!!

 普段の生活の中でもスズメやカラスを見たり、何かの鳴き声を耳にしたりと、自宅の庭や近くの公園や街中でも野鳥たち多くやってきています。 「目にしても通り過ぎても気付いていない?」ことがほとんどだと思います。周りの様子に目を向け、また耳をすませると、自然と野鳥の姿に鳴き声が意識できるはずです。まずは「見る!」「聞く!」を意識づけることがバードウオッチングの始まりでもあり、楽しい時間を見つけるきっかけになるかもしれませんね。
 ペットなどとは違い野鳥は飼うことのできない貴重な野生生物であり、自然との共存があって初めて楽しめるものなのです。
 春に自然界も動き始めると同時に鳥たちの行動も活発になり、繁殖期を迎えて子孫に育み成長させていく姿に出会うと、人間の世界にはない喜びを感じることと思います。
 鳥たちは四季を通じて行動の変化や移動などをして、自然環境の中で暮らしているので人間の生活環境変化にも大いに影響があります。


野鳥を探しに出かける

探しやすい水辺に行こう

 野鳥はいろんな場所にいます、動きが早かったり木々の葉で見つけにくかったりと条件によって難しこともあります、まず鳥を見つけ安い場所へ最初は出かけましょう。
 お勧めするのは水辺(川や池、海岸・干潟)です。

アオサギの写真

 川や池は近くまで車で行けて緩やかな地形で、周りも遠くも開けているので鳥を見つけやすいことで条件が整ってます。双眼鏡はなくても肉眼である程度の鳥の特徴もわかりますし行動も見れます。
 水辺にはサギ類やカモ類などある程度体が大きくて、水ぎわや水面に浮いているのも探しやすい条件になります。
 海岸・干潟は広範囲ではありますが、野鳥はゆっくりと動いていますので居る居ないの確認は簡単にはできます、そこで双眼鏡の出番です。
 双眼鏡で鳥の大きさ・体の色や形・嘴の色や形状・足の色など特徴を確認し、図鑑のイラストや写真と比較すると野鳥の特定ができます。
 水辺での楽しみ方は他にもあります、桟橋・ボート・杭などの人工物にはよく鳥が止まっています休憩している時もありますから比較的簡単に肉眼で見つけれます。また河岸や中洲のヨシ原を見ると水辺の鳥だけでなく、夏はオオヨシキリやセッカ、冬はオオジュリンやツリスガラなどが飛び回っていますから、川や池の周りは楽しい観察場所になります。


野山へ出かける

 まずは田んぼを散策しましょう。春から夏の間は田んぼにはたくさんの鳥がきてます、サギ類もジギ類もいます、春秋の移動の季節にはシギ類を多く見かけます。
 次は里山です、畑や山の裾野には留鳥がよくいます。冬場はチョウゲンボウやノスリなど猛禽類が多くなり、ジョウビタキなどヒタキ類を数多く見る事ができます。

アカハラの写真

 見つけ方は、まず木のてっぺんや電柱の上(電線も)を探しましょう。
 木のてっぺんや電柱の上には猛禽類がよく止まっていますし、小さな鳥もてっぺんから囀ったりしてます。観察者は下から見上げる角度になりますから、鳥を確認しづらいこともありますが近づくことはできます。
 野山では鳥との距離が近い場合が多いので鳥の鳴き声を大きく聞く事ができます。鳴き声の方向に目をむけ、木々の葉の揺れや動く鳥を見つければ、そこから楽しい観察の時間が始まります。
 双眼鏡で草木の隙間にいる鳥を追いかけるのは難しいですが、徐々に追いかけれるようになり、鳥の特徴を見つけ「あの鳥だ!」と判った時は、目と耳の記録ができバードウォッチングの楽しさが広がります。
 里山から山の裾野には草花・木々が多くあり秋から冬はたくさん実をつけます。冬を乗り切るための食糧として鳥には大切なもので、時に鳥同士の争いも見る事がありますが、実をつけた木々は冬場の楽しい観察場所を提供してくれます。
 また鳥行動にも新たな発見が生まれます、寒い季節のHOTな時間になります。